活動を開始してからわずか1年でオリジナル曲の動画再生数が660万回を突破。
動画投稿からライブ出演、アルバム発売とハイスピードで活躍の場を広げるVtuber花譜。
完全アーティスト型の活動スタイルは他Vtuberとは一線を画しており、自身の歌声を武器に日々ファンを増やしています。
今回は、Vtuberとしては異例のヒットが続き、ネットを中心に強烈な存在感を放つ花譜についてご紹介します。
花譜のプロフィールを紹介!
みなさん、今日は「不可解(再)」ありがとうございました!
画面越しですがみなさんに会えて私本当に嬉しかったです。
本当にありがとう。
そして...。はやぶさっ!
かふてんっ!
ふかかいっ!つーっ!!!!!???ウ、ウワー!!!!
花譜 #55.5 「不可解再御礼」 https://t.co/gyd7nGKXLr pic.twitter.com/PtBkoiAkiJ
— 花譜@0323不可解再 (@virtual_kaf) March 23, 2020
花譜のプロフィールを紹介します。
名前:花譜(かふ)
年齢:現在16歳
活動開始:2018年10月18日
紹介:にほんのどこかにいる16さい。うたをうたいます。
花譜はKAMITSUBAKI STUDIOに所属するVtuberです。
デザインはフリーイラストレーターのPARAW.さんが手掛けています。
ピンク色のお下げ髪に、触覚のような独特のデザインのベンチコート風の衣装を纏った小柄な姿がデフォルトですが、動画によっては制服を着ることもあります。
多くのVtuberが雑談生放送やゲーム配信を行うのに対し、生配信をほとんど行わず、投稿動画も一部を除きすべてが歌唱動画というアーティスト路線のVtuberです。
ボカロ曲やJ-POPのカバーも積極的に行っていますが、なんといってもハイクオリティなオリジナル曲が非常に高い評価を受けています。
花譜のオリジナル曲は、1200万再生のスマッシュヒット記録したボカロ曲「命に嫌われている。」の作者として知られる人気ボカロPのカンザキイオリさんが手掛けており、その知名度の高さと比例して花譜への注目度が高まりました。
現在公開されているオリジナル曲は14曲で、中でも「過去を喰らう」は660万回再生を突破しており、これはVtuberとしてはかなり異例の伸びであり、花譜の知名度を一気に上げるきっかけとなりました。
動画投稿当初は広告を打った効果も後押しし、急速な再生数の伸びとなったことから「公式によって不正に再生数が操作されているのでは?」といった意見も生まれてしまいましたが、のちに公式がこれを否定し、花譜自身の実力であることが証明されました。
花譜はその歌声が最大の魅力と言われており、可愛らしくもありながらややハスキーな声質をしています。
時折声が震えるような歌声は儚く、鋭い高音との振れ幅につい耳を傾けてしまうような存在感があります。
ソロ動画の再生リスト名「わたしだけのうた」、ファンアートなどで使用されるハッシュタグ「#観測者」など、アーティストである花譜をファンが観測し続けるという個性的で独特な世界観をもっています。
【花譜のTwitterはこちら!】
動画ではクリエイター・川サキケンジさんが手掛ける、実写とCGを合成させた映像が採用されており、花譜の独特な世界観が見事に作り出されています。
初ライブ実施時には資金集めとしてクラウドファンディングを実施しましたが、目標であった500万円を大きく上回る4000万円が集まる結果となりました。
そうして集まった資金でファーストライブ「不可解」を実施し、動画サイトでの生配信やライブビューイングなどの展開を行ったところ、twitterにて「#花譜不可解」が世界トレンド1位を記録するなど非常に大きな反響を呼びました。
このライブ後、フルアルバムも発売し、花譜は新世代の「バーチャルシンガー」としての地位を確立しました。
花譜の中の人や前世は?
花譜の中の人について、名前や姿は公表されていません。
しかし、音楽アプリへの投稿をしていたところを運営が偶然見つけスカウトし、そこから花譜としての活動が始まったことが本人インタビューなどにより明らかにされています。
中の人は東北出身で、デビュー時は14歳、活動開始4か月で一度高校受験のために活動を休止しました。
その後、無事に高校に合格し活動を再開させましたが、現役高校生でありながらこれだけの人気を獲得しているところからも才能あふれる方というのがわかります。
【rockin`on.com「15歳のバーチャルシンガー・花譜に急接近。彼女は今、何を思うのか。17の質問で迫る特別メールインタビュー!」】
花譜のオススメ動画を紹介
ここからは花譜のオススメ動画を紹介します。
不可解
こちらは花譜のオリジナル曲でも人気の高い曲の一つ「不可解」です。ファーストライブの表題曲ともなっており、ライブでの歌唱映像がMVとしてYouTubeに投稿されています。
デフォルトビジュアルとは違ったワンピース姿の花譜が印象的な映像です。
生きることへの疑問や葛藤を率直に表現した歌詞には、多くの共感の声があがっています。
花譜の歌唱力については、まだ発展途上との評価を受けることもありますが、対して表現力は群を抜いているといわれており、やや不安定な歌声も曲の表現の一部となっています。
命に嫌われている(Prayer Ver.)
カバー曲で最も再生数の多いのがこちらの動画です。花譜のオリジナル曲制作を担当しているカンザキイオリさんの、現代の若者に対する強いメッセージ性を含んだボカロ曲となっています。
原曲ではなくアレンジバージョンでの投稿で、映像も花譜オリジナルのものです。花譜自身が「この歌を愛している」と言っているように、思い入れのある曲であることが示されており、かなり感情が込めて歌われています。
猛独が襲う covered by 花譜
「猛独が襲う」は、花譜のYouTubeチャンネルにて投稿された初のフル歌唱動画です。ボカロP・一二三さんのオリジナル曲で、後の花譜オリジナル曲にも通ずる、生きることの辛さや葛藤を描いた曲です。
「わたしがすきなうたをうたうよ。いち」とのコメントをつけて投稿されており、この動画が花譜のカバーソングシリーズの始まりとなっています。
まとめ
生放送などを行わず、コラボもほとんどしないバーチャルシンガー花譜。
しかし、花譜のオリジナル曲が他のVtuberにカバーされたり、曲の考察動画が投稿されるなど、これまでのVtuberとは違った立ち位置を確立しています。
また、動画を投稿するごとに成長する歌唱力と表現力、ミステリアスな世界観が一度気になると目を離せなくなる花譜の強みです。
将来的にはかなり人気になるのではと、高い期待が寄せられている花譜の歌をぜひ聴いてみてください。